ブログ
232コワーキングスペースを利用されている方へインタビューを行いました。今回は、軽井沢の出版社【あさま社】代表の坂口惣一さんの情報をお届けします!
目次
232との出会い
– どのようにして232のコワーキングスペースを利用されるようになったのでしょうか?
坂口さん「まずはネット検索ですね。コワーキングスペースは軽井沢の中にもいくつかあるじゃないですか。お試しで何箇所か行っていくつか使用してみる中で、自然と232を使用することが多くなっていきました。
理由としては“居心地の良さ”です。環境や設備もいいですよね。
232にはコワーキングスペース特有の“仕事場”という雰囲気が全くありません。企画を考えたり物事を深く考えたりするには向いているかなと思い、使う機会が多くなりました。」
僕(インタビュアー)も結構コワーキングスペースを使うのですが、232は落ち着いていて、クリエイター向けのように感じます。
坂口さん「そうですね。匂いにもこだわっていますよね。」
確かにそうですね。232は家具や空間にもこだわりを感じますよね。
– 232コワーキングスペースで来て生まれた出会いなどはありますか?。
坂口さん「それが、あんまりないんですよ(笑)。
もちろん人と繋がりができるのはコワーキングスペースのひとつの醍醐味ですが、それだけが目的になると途端につまらなく感じてしまうんです。
232は そこで何をするか、どういるか を大切にしている場だと思います。
人と繋がることを目的にせずに自分の好きなように時間を組み立てられて、それに合わせて空間が設計されているなと感じます。それって僕のクリエイティブにとってすごく必要なことなんです。」
– 今、他のコワーキングスペースも利用されていますか?その場合どのように使い分けているのでしょうか?
坂口さん「他の施設も利用していますが、使い分けは直感ですね(笑)。
あえて言うならば、何かを深く考えたい時は232を、メールをひたすら返すとか実務的な作業は他の場所を使っています。
回数で言うと大体月に10回くらいは232を利用させてもらっています。」
軽井沢へ移住してからのライフスタイルの変化について
– 軽井沢に移住をして、会社を起こすことを決めた要因はなんですか?
坂口さん「やっぱりコロナが大きいですね。緊急事態宣言中に1〜2ヶ月間自宅にこもって何もしない状態が続いたときに、自分がいなくても社会や会社が回っていることを実感したんです。
これからは自分にしかできないことに挑戦して、自分のために時間を使おうと決めました。
もうひとつ大きいのがテレワークの浸透です。パソコンさえあればどこでも仕事は出来ますし、著者の方と1回も会わずに本が作れる環境になっていったので、その2つに背中を押されました。」
– お休みは取られていますか?
坂口さん「そうですね。今は土日は休むようにしています。
東京にいた頃はスケジュールの軸は仕事でしたが、軽井沢に来て夫婦ともに自営業になり、自分の時間を自分で組み立てられるようになりました。
今では子供の予定もあるので、24時間の使い方がどんどん自分らしくなって。
時間に迫られるようなストレスはとても少なくなったなと実感しています。」
– 軽井沢での1日のスケジュールを教えてください。
坂口さん「大体朝7時頃に起きて、8時半までに子供を幼稚園に送ります。その後の仕事時間で232を利用させてもらっています。」
– 自宅に仕事スペース(事務所兼)をお持ちだと伺いました。
自宅で仕事ができる環境が整っている中で、232を利用される理由を教えてください。
坂口さん「まず環境を変えたほうがいろんな物事を考えやすいという理由があります。
自宅にいると ON と OFF の切り替えが難しくて…。
それから、僕は空間的な広がりは思考に影響すると思っているので、232に来るとアイデアや発想も広がります。
ちょっとした散歩も気持ちがいいですし、いろんな刺激が良い具合に作用して、仕事に良い影響を与えていると感じます。」
– 食生活はどうですか?軽井沢に来られて何か変化はありましたか?
坂口さん「軽井沢に来てから自分で畑をやっているんですけど、そこで採れた食材の虜になっています。
高級なフレンチも良いですが、それよりも採れたての新鮮な野菜をそのまま食べる方が美味しいと感じるようになりました。」
– ご趣味があれば教えてください。
坂口さん「東京にいた頃はマラソンが趣味で、フルマラソンに毎年出たりしていました。
軽井沢に来てからはキャンプだったりアウトドアにはまりましたね。保護者仲間でキャンプ好きな人からお声掛け頂いて一緒に行ったのがきっかけです。
キャンプを始めたのは大正解でした。
火を使うにしても、わざわざ火起こしから始めて不便を楽しむ。その火で調理する肉や魚は格別の味です。
手間暇かけて作るプロセスも含めて楽しいのがキャンプですからね。
普通に考えたらベッドで寝ていたほうが快適です(笑)。けれどテントの中で外と境界線がない感覚が楽しくて。それもまた仕事に良い刺激になったり。
『便利さを手放した時に五感が喜んでいる感じ』がします(笑)。そういうことがたくさん味わえる環境が、軽井沢や長野県はすごく充実しているなと思います。」
現在の事業内容について
– 坂口さんの現在の事業内容を教えてください。
坂口さん「簡単にお伝えすると、作家さんであったり著者の方に出版のオファーをして編集・制作を『あさま社』で行っています。販売流通は、英治出版さんに委託をしています。」
– 著者の方は軽井沢にもいらっしゃるんですか?
坂口さん「運よくですが、軽井沢に足を運んで頂いて仕事をさせてもらっています。基本は、これまで出版社で10年間編集の仕事をしてきた中で一緒にお仕事をさせて頂いた著者の方に、これからも継続的にお仕事をしたいと依頼しています。その方達とは別軸で、軽井沢や御代田に在住の方との企画も進んでいます。」
– 本を作るのにはラベルデザインや印刷などいろんなスキルやフェーズが必要だと思いますが、そこは前職からのコネクション・繋がりがあって依頼をされているんでしょうか?
坂口さん「そうですね、出版社時代に本を一冊まるっと作るのは経験してきているので、そのノウハウを生かし、引き継いで仕事をしています。」
– 仕事の形態で言うと、ご自身で作家や著者の方に「本を作りませんか」とオファーして、製作から販売までを受け持つ形なんですね。
例えば、大手の会社からの外部委託でという働き方はされていないんですか?
坂口さん「業務委託はほとんどやっていません。
正確に言うと、前職と業務委託の契約は結んでいますが、自分で立ち上げた会社の業務で時間がいっぱいいっぱいなので、業務委託の仕事には手が回せないという状態です。」
– 出版事業がメインとのことですが、他に行われている事業はありますか?
坂口さん「現在準備しているのが本のイベント事業です。『軽井沢本の学校』という仮称で、この心安らぐ軽井沢の場所を借りて古典や名著に親しんでもらう空間を作るという、2〜30人ぐらいの規模のイベントを企画しています。」
– サラリーマン時代と今で変わったなと思うことはありますか?
坂口さん「一番大きいのは過去に売れた本の実績やデータを見たり気にすることが少なくなりました。
会社に務めている頃は売れる本を作るという大きな目標がありましたが、今だと読者が本を読んで『どう未来に繋げてくれるかな』とか『どう心に残るかな』といったように、過去ではなく未来をみて本を作るようになりました。」
読んでいる人達は “Aの情報” を知りたいけれど、売れるのは “Bの情報” 、という時に “Aの情報” を選択できるようになったんですね。
坂口さん「見てくれた人に対して正しく情報を伝えるということは最優先に考えるべきことです。もちろん、売上も気にしないわけではありません。
今の時代で顕著に感じるのが、マーケティングを元にして作っているものよりも、想いを込めて作ったものの方が読者に届くなということです。
『あさま社』では、作り方として後者にかけてみたい。そんな想いがあります。
売ろうとする“あさましさ”はもちろん、作り手の考えを読者はすごく敏感に感じとるので、いまは可能な限り『想い』に特化して、今までとは別の目線で本作りをしています。」
色々とご質問させていただいてありがとうございまいした!また坂口さんと232でお会いできるのを楽しみにしています。
坂口さんの作品についてはこちらからチェック
まとめ
今回インタビューをお受けいただいた坂口さんは軽井沢で「あさま社」(https://asamasha.co.jp/)を経営されています。
これから「あさま社」さんが出版される書籍や、その他の事業展開からも目が離せません。
軽井沢でのワーケーションは宿泊も仕事も両立できる232 work&hotelがおすすめ
軽井沢でのワーケーションを試してみたい方には、「ワクワクを共有できる」コワーキングスペースと「海外にあるアパートメントのよう…」な1室限定のホテルが併設している232 work&hotelがおすすめです。
軽井沢でのワーケーションにおすすめなコワーキングスペース
「ワクワクを共有できる場所」、それが軽井沢駅から歩いて5分の232コワーキングスペースです。スペースにはコミュニティマネージャーが常駐しています。
ただ働くだけでなく、ふとした合間に周りの利用者との雑談を楽しんだり、建物内に併設されているキッチンを使って一緒にご飯を作って食べたり、そんな繋がりを作るためのこだわりが建物各所に込められています。
軽井沢でのワーケーションにおすすめなホテル
「海外にあるアパートメントのよう…」
コワーキングスペース併設の一室限定の特別なホテルです。
ただ宿泊するだけであれば必要のないキッチンや洗濯機、乾燥機などが完備されています。その裏には、思わず「ただいま」と返って来たくなるような居心地の良さを感じてもらいたい。いつもよりちょっとだけ長めの旅をして、泊まるのではなく暮らして見て欲しい。
そんな想いが込められています。
詳しく見る